2021-05-20 第204回国会 参議院 内閣委員会 第20号
若年男性の経済的格差が拡大したままで、男性が主に家計を支えるという意識が続いたままで、特に親が未婚の若者を経済的に支えており、大きな経済成長が望めない限り、日本の若者は子供を多く産み育てようとは思わない。コロナ禍でこの傾向を増幅させる可能性があると。 まず、この指摘について、大臣の見解、認識、いかがでしょうか。
若年男性の経済的格差が拡大したままで、男性が主に家計を支えるという意識が続いたままで、特に親が未婚の若者を経済的に支えており、大きな経済成長が望めない限り、日本の若者は子供を多く産み育てようとは思わない。コロナ禍でこの傾向を増幅させる可能性があると。 まず、この指摘について、大臣の見解、認識、いかがでしょうか。
若年男性に非正規が多くなった理由は、まだ大企業の正社員の制度が新卒一括採用という何かとても日本的なことをやっている。なぜ新卒一括採用じゃなきゃいけないか全然よく分からないんですけど、新卒一括採用をすると。
現在の景気の悪化により、非正規雇用、低所得の若年男性が急激に増加している中で、私ども、前政権の中で、労働時間二十時間以内のパートタイマーに対する保険料徴収に関して、拡大すべきではないかという検討を行って法案も提出してまいりましたが、衆議院解散によって廃案となったところであります。
それで、最初に、高市大臣にちょっと御認識を伺いたいと思っているんですが、若年男性の結婚率と年収の関係の調査がございますけれども、それによりますと、年収百五十万から二百万までの層では結婚率は一七・四%です。年収六百万から六百九十万までの層になると結婚率は五七・六%になるんですね。年収一千万円以上の層では結婚率が七〇%と。だから、明らかにやはり年収と結婚率とが関係しているということになるわけですね。
消費者金融業界にとって理想の顧客は、低収入の中年サラリーマンから低収入の若年男性にシフトしているという。それが長いおつき合いが望める顧客ということになる。逆に、年収一千万円の人が借りに来ても貸さないのが業界の常識らしい。生活困窮者の多い地域では自動貸付機は多いでしょう。白金、高輪では見たことがない。無人の自動貸付機は小泉改革の影の部分に偏在している。
もう一つの条件は、ほとんどすべての若年男性の収入が上がり続けることが期待できたというのが第二の条件です。 しかし、安定成長期に入ると、結婚の先送り、親に基本的な生活条件を依存してリッチに生活を楽しむ未婚者というものが現れてきました。親も豊かになったので、子供に豊かさを享受させようと思うわけです。
一月から、一月の十五歳から二十四歳の若年者失業率が二〇・八%と高率であり、特に若年男性は二六・三%という驚くべき数字を占めております。大学卒の内定率も七三・五%と過去最低の水準で、就職希望者の四人に一人が就職先が決まっていません。若年者の雇用の場が改善に向かっているとはとても思えません。
倒産やリストラに遭った中高年の男性の自殺が増えている、これはジェンダーバイアスの男性の悲劇でありますし、結婚をしたがらない若年男性の増加も目立っております。また、家庭内におけるDVの増加、児童虐待の頻発など、家族の崩壊、人間関係障害とも言いましょうか、そういうものも、こうした個人の生き方、個性が尊重されないというジェンダー身分社会の存在と無縁ではないと考えられます。